以前八ヶ岳南麓で活動しているガラス工芸家のグループ展の時に
大学の先輩でもある神田 正之さんからコメントをいただきましたので
ご紹介したく思います。

八ヶ岳のガラス作家のみなさんへ                                

                                神田 正之    ガラス造形作家

ものづくりをしている人間にとって工房・住居を自然豊かな所にするか、都会に近い所にするかは、とても大きなテーマだと思います。私は前者に憧れつつ、それが出来ず埼玉県所沢市という都会でも田舎でもない中途半端な?土地にいます。
この企画の中心者の斎藤ゆうさんのツパイ工房に何ヵ月かJR回数券で通い、居候していた事があります。
ゆうさん(以後ゆうちゃんと呼ばせて下さい)は多摩美術大学、そして清瀬第二中学校の後輩ですが、若くして高根町に工房を造りプロ作家としてスタートした大先輩でもあります。


5年間のデンマーク留学を終え帰国したものの、次のステップを踏めず試行錯誤していた時でした。

ゆうちゃんのアシスタントをするとブロー(吹きガラス)の時間をもらえ、斎藤夫人美樹ちゃんのごちそうプラス酒付きという私にとっては超好条件でした。当時はまだ八ケ岳住民でなかったウズ藤巻さんからの情報でした。

その頃から、私の今のスタイルであるキルンワーク(電気炉による制作)でやっていくつもりでしたが、あの時期にブロー制作が出来た事はとても助かりました。

個人作家がいかに大変な中、工房を運営していくか見させてもらえました。帰国後初の個展計画に一時ためらった時も「どうって事ないよ、大丈夫だよーっ、」といつものゆうちゃん節で後押ししてくれました。

八ケ岳周辺の多くの作家の工房に連れていってくれて大変刺激になりました。
美樹ちゃんも金工作家として工房を持っている事は、かつて彫金を勉強した妻と共に新米夫婦として憧れている理想モデルです。

日本には富山などガラス作家が多く集まる地方がいくつかあります。八ケ岳はたとえ大きくならなくても、八ケ岳の爽やかな風の様なガラスムーブメントが吹いてくる予感がします。


視界全方向に八ケ岳、富士山、甲斐駒を眺めながら、斎藤家迷犬パイを散歩してた(パイにさせられた?)美しき日々、眼に焼き付いてます。
いつか八ケ岳のような所で工房を造る夢を抱きつつ……


八ヶ岳南麓に工房を構えている工芸家の集まりです

八ヶ岳アート&クラフトネットワーク おらんうーたん


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